前回は全音階を学びましたね。
覚えていますか??
全音階は最もスタンダードかつシンプルな音階で、
ドレミファソラシの7つの音で構成されています。
別名「七音音階」です。
さて、そんな全音階の音と音の隙間に音が入り込む、
「半音階」という音階があるお話も前回しました。
半音階とは?
隣り合う音同士が半音で構成されている音階構造
さて、実際に音を聴いてみましょう!
最初のド(C)と最後のド(C)は同じ音程なので、
最後の音を無視して音階を考えましょう。
半音階は12種類の音階で構成されていますね。
さて、もうお分かりでしょう。
半音階の別名は「十二音音階」と呼ばれています。
この半音階を、ピアノの鍵盤で見てみましょう。
C3 と書かれている鍵盤が、初めのド(C)
C4 と書かれている鍵盤が、最後のド(C)
を表しています。
白い鍵盤は「全音階」を表し、
白い鍵盤の間にある黒い鍵盤は、前後の音の半音を表しています。
白い鍵盤だけ見れば「全音階」
白と黒の鍵盤を合わせて見れば「半音階」
と言うことになります。
ここで、一つの疑問が生まれる・・・
なぜ、EとF、BとCの間に半音がないの?
図の黄色い部分です。
確かに先ほどの鍵盤の図を見ても、足りない。
実はこれは、聴き心地がいいよう都合よく代表となった音である!
という単純かつ奥深い理由なようです。
例えば「色」を想像しましょう。
私たちが用いる色は全て三原色(赤・緑・青)の組み合わせで表現することができます。
赤と青を合わせたら紫
赤と緑を合わせたら黄色(見えない)
といった具合です。
ただ、
赤を53%、青を47%組み合わせて、新しい色として普段から使おう!
なんてトリッキーなことはしませんよね。
今私たちが使っている色のほとんどは、
色の三原色を同じ量だけ合わせてできた、単純な複合色となります。
音も同じです。
よく使う音を並べていったら、七音音階という気持ちいい音階が出来上がり、
取れるところから間を取ってみたら、なんか使えちゃった
そんな感じ、なようです。
みたいな。うーん、音楽への尊重を欠いている様な発言。
厳密に物理学の観点からこの半音階を調べると、
これらの音階はできるべくしてできたものであるような
面白いロジックが見えてきます。
が!!
話がややこしくなるため、今回は省略。
ということで、今回は「半音階」について学びました。
この音階は、これからどんどん出てきます。
ぜひ、音の並びを頭に叩き込みましょう!
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