こんにちは、えんちゃです。
みな宝くじが当たらないかなぁーとか、お金持ちになったら…とか考えたことがありますよね。(確信
さて、今回は昨年私が大損をしたFXの必勝法(?)について話していきます。
皆さんは「マーチンゲール法」という言葉を知っていますか?
実はこれ、数学的に賭け事の必勝法 であり必敗法でもあります。今回はこれについて考えていきます。
「マーチンゲール法」とは言ってしまえば儲けが出るまで賭け事を止めない賭け方です。
賭け事で勝ったらその時点でその日は賭けを止めて、損をしたら倍の値段を賭けて勝つまで勝負し続ける。
ただそれだけ
まず簡単にコイントスでこの賭け方について説明していきます。
オセロのような『表が白、裏が黒』のコインを投げて、白がでたら掛け金分儲けて、黒が出たら掛け金を没収される。というルールで考えていきます。
マーチンゲール法は以下のようにかけていきます。
まず1円賭けて勝負を行います。勝ったら1円の儲けを手にします。それでゲームを終了します。これにより1円の儲けを手にします。もし、負けた場合は、すぐさま倍の2円を賭けて勝負を行います。勝った場合、2円を手にするので1回目の1円負けを差し引いて1円の儲けでゲームを終了します。
負けたらさらに倍の4円を賭けて勝負を行います。勝った場合 、負け分を差し引いて1円の儲けでゲームエンド
・・・・負けたら…..
と、こんな感じで勝つまでその日の賭けを繰り返していき、結果的に毎回1円(1回目の掛け金)の儲けをコンスタンスに稼ぎ続ける方法です。
FXは上がるか下がるかの2通りなのでコイントスと同じように考えられます。
さて、これを聞いて「素晴らしい方法だ!すぐさま実践しよう。」と思った人はいるでしょうか。
なんか怖い と思った人が大半なのではないでしょうか。
そう、これは勝つときは少ししか儲けが出ないのに、負けた時に莫大なお金を払わなけらばならない方法なのです。
図でもわかる通り、たった3回勝負をするだけで、求める利益の4倍の金額を賭けて勝負をしなければならないのです。(このとき既に求める利益の7(1+2+4)倍賭けています)
また、5回目で16倍、6回目で32倍と、支払う金額が文字通り倍々に膨れ上がっていくため
毎日1万円儲けようとしたとき、6回挑戦するには63(1+2+…+32)万円必要になります。
所持金が100万しかなかった場合7回目は挑戦できず
負け続けた場合、63万円の大損でゲームから退場する。という形になってしまうのです。
つまり、この賭け方は無限に金がある場合 確実に儲ける事ができるが、無限に金があるのなら稼ぐ必要はない。という矛盾が生じる数学的必勝法というわけで、いつか来る大損を待ちながら少額しか稼げない賭けかたということです。
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と、ほとんどのマーチンゲール法の説明は、ここで話が終了し『確実に儲ける方法はない』という結論で終わるのですが、「賭け事」と「確率」という観点から、本当にこのやり方で稼げないのか、と少しあがいていきます。
先ほど例に挙げた、「資金を100万円持っていて毎日1万円稼ぎたいとする場合」を再検討していきましょう。
これ毎日 という言葉がネックになっています。
これを「資金を100万持っていて、1日だけマーチンゲール法を行い1万円稼ぎたい」としたらどうでしょうか
さっきは、6回負けたら、大損してゲームを終わる。という話でしたが、
一日だけなら、マーチンゲール法は5回負け続けても利益が出るのです。
6回連続で失敗する確率は1/64 = 1.6% になります。
つまり、63/64 = 98.4%の確率で1万円を稼ぐことができるのです。
1.6%の確率で63万円損をするが98.4%の確率で1万円を手に出来ます。(人生で1回しか挑戦できません。)
さぁどうでしょう。あなたなら挑戦しますか?
私はやります(笑)が、正直賛否が分かれると思います。
賛否はともかく、挑戦回数を絞った場合、
マーチンゲール法では、かなりの高い確率でお金を手にすることができます。
でもギャンブラーという人種は1万円手にしちゃうと2回目、3回目と深みにはまっていくものです。
では、何回までならローリスクでお金を手にすることができるのでしょうか?
※ここでいうローリスクは負けた時の負債ではなく、負ける確率です。
下の図がマーチンゲール法を用いて賭け事を行った時の勝率です。
勝率の価値観は人それぞれですが、例えば、63万円持っており、毎日1万円の利益を上げたい場合、1日に6回まで挑戦できます。この時、表を見ると、14日勝つ確率、つまり14万稼げる確率は80%になります。これって結構大きくないですか?
※ただし20%の確率で63万円なくなりますが…
それをリスクと捉えるかチャンスと捉えるかは人それぞれですが、
そこあたりのリスクの兼ね合いを天秤にかけ、賭け事を行えばマーチンゲール法を有効活用できるのではないかなと思います。
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